■ ヴァァァァーーッ!!! ■

布団には、魔物がすんでいると思う。
その魔物は「やる気」を主食としており、
ひとたび布団に入ると
やる気は次々と食べられてしまう。

すると、布団から出る気力がなくなり
ただ、惰眠をむさぼるようになるのだ。

その魔物は、自宅だけでなく、
友人宅の布団の中にも生息している。


そんなわけで、追い詰められた私はこの半月、
布団で寝たのは５本の指で足る回数なのである。

同じように追い詰められた青少年と共に、
今日も研究室に泊りこむのである。

最近は研究室でも
６時間ほど爆睡するのが悩みなのである。

環境適応能力が高すぎるのである。

女の子的にどうなんだろうと思うのである。

男の園にいすぎて染まったのである。

「もともとだと」という言葉はフィルターにかけるのである。


なにはともあれ、
研究室にまで魔物の生息域が広がる前に
卒業研究を終わらせ、論文を完成させ、
プレゼンの準備を播但にするのである。